こんばんは。
総合型地域スポーツクラブ
会員集客アドバイザー
山本 奈(だい)です
「日本でももっとスポーツが文化にならないと。。。」
競技スポーツで日本が世界で成績を残すためには、
といった議論の中でよく言われる言葉ですね。
では、どうしたらスポーツは文化になるんでしょうか?
大学生のとき授業で教授が話していた言葉で印象に残っているものがあります。
「ボウリング1ゲーム600~700円、1時間で2ゲームしたとして1人1200~1400円は使う。
それがサッカーに置き換えた場合1時間で1人が同じお金を払うことになると高く感じる。
この価値観が変わらない限り、スポーツが文化にはなりえない。」
この言葉を聞いた時、「確かに。」と納得させられた記憶があります。
もちろんこの意見にも賛否両論あると思いますが。
日本のスポーツは体育という価値観の下に発展してきている経緯があります。
運動する場といえば学校の部活動。指導者は学校の先生。
運動施設は、学校であったり、もしくは戦後、各都道府県で国体(国民体育大会)開催のために整備された競技場。
行政の所管に置かれていて、利用料は格安。つまり、運営維持費等は税金で賄われています。
このため、スポーツをすることにお金を払う。といった考えが根付いていませんよね。
もちろん昨今、総合型地域スポーツクラブが各市町村レベルで設立され、
「受益者負担」といったことが言われていますが、
まだまだ、スポーツ=体育 的考え方が根強いように感じます。
例えば、小学生のサッカークラブ(少年団等ではなく、サッカークラブを生業といしているクラブ)でも、
月謝を平日の練習日、休日の練習、試合を含めた活動日で割ると、一回の活動が500円かからないクラブも多いです。
月謝で言えば6000円~7000円とかでしょうか。
受け取るお金は対価、つまり提供できている価値になります。
サッカーの指導者は一回の練習で2時間教えて、一人当たり500円にも満たない価値しか提供できていないのでしょうか。
スポーツクラブでスポーツを教えてもらう中には
・会場費
・指導者の人件費(指導時間+指導の準備時間)
・事務費
などがかかります。
会場費だけで考えてみても、
例えばサッカーグラウンド(人工芝)1時間○○○○円という施設料
サッカーをするために22名以上の人が集まることが想定できるとして、
1時間○○○○円÷22名(最低でも)
金額が10,000円/1hであれば1人500円に満たない負担で、5,000円/1hであれば200円ちょっとです。
しかし、もちろん、このような考え方をすることなく、
利用者の方に、「1時間○○○○円は高い。」と言われるのです。
※サッカー場の施設運営をしている経験談です。。。笑
まず、この価値観が変わらないと日本のスポーツの発展はないでしょうし、ましてや文化にはなりえないと思うのです。
最近で言えば神奈川の大豆戸FCが月謝の大幅な改定を行い話題となっていますね。
参考:「売り物はサッカー指導。情熱とボランティア精神に逃げてきた業界で大豆戸FCが挑む「街クラブ2.0」改革」
上記のことを考えていた私にとっては、この取り組みは非常にすばらしいものだなと考えさせられました。
では、お金がない人、貧しい家庭はスポーツしてはいけないのか?
こんな声も聞こえてきそうですが、そのあたりは行政などからの協力を得ながら取り組むことも可能なのではと思っております。
何らかの業界が発展するためには、やはりそこにお金が入ってこないと発展はありえませんよね。
スポーツも同じです。
お金が入るものにならなければ、
だれも指導者になろうとも思いませんし、
そうなると子どもたちにいい指導をすることもできません。
もちろん、スポーツクラブの運営なんて到底できっこありません。
だからこそ、スポーツにかかわる人たちは、
考え方を改めなければいけないように感じます。
そのためにも、
私はスポーツコンサルタントになりました。
スポーツの価値といえば、
・感動
・楽しさ
・生きがい
といったことが挙がるのではないかと思いますが、
「対価」という意味で、スポーツの価値を高めなければ、日本のスポーツの発展はないでしょうし、
スポーツが文化にはならないと思うのです。
「スポーツの価値を高め、スポーツ文化を作っていく。」
これを目標に今後も活動していきたいと思います。
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