こんにちは。
スポーツ集客アドバイザーの山本奈(だい)です。
年が明けてコロナが急増。
過去最多の人数を記録しており、
いつまでコロナ禍は続くんだ。。。と思ってしまいます。
こんな状況ということもあり、またまた
サッカースクールをオンラインに切り替えました。
再びオンラインで開催することになった中、
ここで改めて「人に何かを教える」際には
このポイントが欠かせないなと気づいたことがあるので
あなたにも共有いたします。
オンラインだからこその難しさ
オンラインで教室をやる際に「難しいな」と
感じるのが、距離があること。
こういう動き、こういう姿勢をしてほしいと伝えても、
口だけの説明では、特に小さい子なんかにはなかなか伝わりにくい。
いつも通り現場で教える際には、
手取り足取りこんな風にやるんだよと伝えることができるけど。
あなたもそんなこと、感じたことはないですか?
では、どうやったらわかりやすく伝えられるのでしょうか?
わかりやすく伝えるということは、オンラインだからとかではなく、
「人に何かを教える」人たち、特に先生業といわれる
仕事をしてる人にとってもとても大事なことだと思います。
自分の当たり前を疑うと見えるもの
なかなか伝わってないな、これ伝えにくいな、
そんな風に思ったら以下を実践してみてください。
それは、自分の当たり前を疑ってみることです。
こうすれば、こうできるという固定観念を、です。
例えば、サッカーで初心者の小さい子に
インサイド(足の内側)キックを教えてみるときを考えてみてください。
足のここ(足の内側)で蹴るんだよ。と伝えてみても、
ぎこちない動きになってしまうことが多いです。
インサイドでは蹴ることができるんだけど。
実際に僕もサッカーの指導を始めた当初は、
初心者だからこんなものかと思っていました。
ただ、蹴りなれている人たちの動きを考えたときに、
ぎこちない動きになってしまう理由に気づきました。
それは、蹴れる人は基本的に軸足をボールの横に一度踏み込むんです。
反対にぎこちない子を見ると軸足を動かさずに蹴っていました。
蹴る足の部位にだけ集中しすぎてほかの動きができていないんです。
そんなときには、「ボールの横に足を踏み込んでみて」とか
もっと細かく伝えると、「ボールの横に足を置いてみて」、
といったように軸足の動きに注目して伝えてみます。
すると、ロボットのような蹴り方だった子どもも
しっかりとボールをインサイドで蹴ることができるようになります。
この例えのように、インサイドでボールを蹴るということに
こだわりすぎて蹴る足の部位にだけ集中してしまうと
動きが硬くなっている理由に気づけません。
動きが硬い理由は蹴りなれていないというのももちろんですが、
それに加えて軸足の置き所や使い方が悪いからです。
つまり、固定観念(インサイドで蹴る)だけで教えてしまうと、
本質の問題に気付けずに効率のいい教え方ができないのです。
分解力
今回はわかりやすくインサイドキックの例でお伝えしましたが、
オンラインでのトレーニングでも同じようなことが言えます。
例えば、小さい子でもできる体幹トレーニングをする際、
キープする姿勢を伝えても頓珍漢なフォームになる子がよくいます。
小さい子どもは見るだけではうまく真似することが難しいです。
そんなときは正しいフォームを見せるだけじゃなく、
体の使い方を分解して、「肘をドンと床につけて、、、」
なんて伝え方をすると正しいフォームが作れたりします。
例えが長くなってしまいましたが、このように
何かを人に教える際に大切なポイントになるのが、
「分解力」です。
インサイドキックでいえば、蹴る足だけではなく
そもそもインサイドで蹴るには
どういう動きが必要なのかを分解して考えてみること。
体幹トレーニングでいえば、姿勢だけを見せて
このポーズをしてみてと伝えるだけではなく、
体のどこを床につけるかなど、
何をどこにどうするかを分解して伝えること。
このように、人に何かを教える際は、
自分自身の当たり前を一回捨てて、
その事象を「分解」して捉えてみることが大切になります。
もちろん伝える際にも伝わりやすい言葉がけも大切です。
今回でいえば、「軸足をボールの横に置いてみて」といったように。
もしもあなたが何かを教えること、伝えることに苦戦していたら、
一度、それを分解して考えてみてください。
すると、問題の本質がわかり、伝わらない理由もわかるかもしれません。
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それでは今回はこんなところで。
ではでは(^^)/
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